渋谷陽一 1978-1984「ロック微分法」
ジョン・レノン事件報道への批判、へヴィーメタル・産業ロック攻撃!パンク批評の新たな地平を築いたクラッシュ論。音楽評論家としての充実期の原稿を集めた第二評論集。待望の復刻!
「音楽批評だけでなく、映評やメディア評まで多様な原稿が収められている。また、何故かこの頃空手を始め、その修行日記のようなものまで書いていて、笑って読んでもらえるのではないか。ロック・シーンはパンクの爆発と終焉を体験し、大きな転換期を迎えた。そんな中で僕にとって一種の音楽評論家廃業宣言のような"海には出たけど泳げない"が書かれている。非常に時代の影響が感じられる生々しいテーマの原稿が多い」―― 「あとがき」より